閉幕式は俳優のオ・マンソクとソ・ヨンヒの司会で、約2000人が出席した=8日、全州(聯合ニュース)
閉幕式は俳優のオ・マンソクとソ・ヨンヒの司会で、約2000人が出席した=8日、全州(聯合ニュース)
【全州8日聯合ニュース】8日に幕を閉じた第10回全州国際映画祭は、安定的な運営で過去最多の観客を集め、外信をはじめ国際的な関心も高まるなど、10周年を迎え一層成熟した映画祭になったと評価された。 映画祭組織委員会によると、今年は有料観客が7万762人で昨年の6万5209人に比べ約5000人増えた。オープニング作品「ショート!ショート!ショート!2009」が予約発売2分で売り切れたほか、先週の連休には9割以上の上映作が売り切れになるなどお祭りムードが続いたという。上映回数延べ292回のうち170回が売り切れだった。 今回は海外出品作が510本(昨年389本)に増え、外信記者も昨年より20人多い121人が出席し、世界の映画界から注目される映画祭に飛躍する基盤ができたと組織委は自評した。また、インディペンデント(独立)・デジタル映画の最新トレンドを紹介する一方、「10周年記念上映」「韓国映画回顧展」などこれまでを振り返るさまざまなプログラムを設けたことも、蓄積してきた運営能力の成果とされた。 韓国短編映画コンベンション部門の審査を務めたクレルモン・フェラン国際短編映画祭のコネン執行委員長は閉幕式に先立ち行われた記者会見で、「うまく構成された運営組織とさまざまな作品を尊重しながら意欲的に映画をみる観客が、全州映画祭を非常に特徴あるものにした。映画祭を準備する立場としてうらやましく、嫉妬(しっと)しそうなほど」と褒めたたえた。 その一方で、毎年指摘されてきた客席と宿泊施設の不足は依然解決すべき課題として残された。
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