国会文化体育観光放送通信委員会の高興吉(コ・フンギル)委員長は25日、新聞・放送の兼営を骨子とする新聞法・放送法改正案をはじめとするメディア関連法案を奇襲上程した。これに反発し、民主党は文化体育観光放送通信委の会議室で緊急議員総会を開いたのに続き、同委員会の会議室を占拠、無期限の議員総会を行うとした。民主党は年末年初に争点法案をめぐり激突した際にも、国会本会議場とともに同委員会会議室を占拠した。
一方、ハンナラ党は常任委員会別の法案審議をはじめ、正常な立法手続きを踏む立場を示しており、「片方だけの国会」が開かれるかどうかが注目される。常任委員会のあちこちでも与野党の確執が生じている状況で、27日と来月2日に国会本会議が予定されているが、争点法案の処理をめぐる与野党の葛藤(かっとう)は一層深まる見通しだ。
これと関連し、金炯オ(キム・ヒョンオ)国会議長が26日に与野党の院内代表らと会合することを提案しており、この席で与野党の国会正常化に向けた解法が導出されるかどうかに関心が集まっている。ただ、民主党は不参加の姿勢を示しており、会合の実現は不透明だ。
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