【ソウル15日聯合ニュース】韓国銀行が15日に発表した2008年輸出入物価動向によると、昨年の輸入物価上昇率は36.2%で、前年の4.5%に比べ大幅に拡大した。年間ベースでは1980年の58.9%に次ぐ高水準となった。分野別物価上昇率は、原材料が54.6%、中間財が28.5%、資本財は23.1%、消費財は22.3%など。
 韓国銀行経済統計チームのイ・ビョンドゥ課長は、昨年は国際原材料価格の急騰やウォン安・ドル高などで輸入物価が大きく上昇したと説明。ことしは景気悪化で需要が振るわず、外国為替相場も相対的に安定している状況のため、輸入物価は下方安定の傾向を示すだろうと見通した。

 一方、昨年12月の輸入物価は前月に比べ5.7%落ち込んだ。2か月連続の下落。原材料物価の下落率は11.7%で、前月(15.2%)に比べ鈍化した。中間財物価は3.7%、消費財は2.8%それぞれ下がった。資本財は円高の影響で1.6%上昇した。農業機械が前月比5.1%、印刷機は4.6%、複写機は4.8%などの上昇率を記録した。

 消費財では、チーズが前月比18.3%、飼料が8.9%、シャツが2.9%、かばんが1.2%下落。一方、スポーツ用履物は2.4%、工具は4.8%、冷凍魚類は4.8%、上昇した。原材料では、鉛鉱石が31.6%、天然ゴムが16.6%、大豆が10.9%、それぞれ下落。中間財ではアンモニアが50.5%、アルミニウム塊が20.2%、スズが17.9%の下げ幅を示した。

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