火災のあったカラオケ店=15日、釜山(聯合ニュース)
火災のあったカラオケ店=15日、釜山(聯合ニュース)
【釜山15日聯合ニュース】14日午後8時50分ごろ、釜山市影島区南港洞1街にある地下1階のカラオケ店で火災が発生し、店内にいた客の男性8人が死亡、女性1人が重体となった。火は午後10時ごろ消し止められたが、店の内部190平方メートル余りを焼き、約3000万ウォン(約197万円)相当の被害を出した。店には大小の個室7部屋があったが、この9人以外に客はいなかったと分かっている。
 死亡者はいずれも影島区にある進世造船の社員。社運をかけた大型船の建造を祝う会食の席での火災だった。犠牲者のほとんどが所長を含む役員や課長クラス以上と確認され、会社側もショックを隠しきれない。

 中堅造船会社の進世造船は、1万3000トン級船舶を主に生産してきたが、最近3万2000トン級船舶の建造にも乗り出しており、事故前日の13日には大型船の試運転を実施した。所長は連日徹夜で仕事にあたった役員・社員の慰労を兼ね、夕食会の後、このカラオケ店で2次会を開いていた。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0