【ワシントン13日聯合ニュース】米通商代表部(USTR)のシュワブ代表は13日、世界的な景気低迷の影響で米国を含め多くの国で保護貿易主義が高まりを見せる懸念があるとした上で、オバマ次期政権が景気回復を図るには議会批准を控えている韓国などとの自由貿易協定(FTA)を通過させるべきだと強調した。同日行われた任期中最後の記者懇談会で述べたもの。
 シュワブ代表は「景気浮揚策として経済回復方案を模索するのであれば、市場へのアプローチを妨げる関税の撤廃が良い方法」だと述べた。議会が批准を先送りしている韓国、パナマ、コロンビアとのFTAの早期通過が必要だと遠まわしに主張した。

 韓国国会は米議会を圧迫するため韓米FTA批准同意を急ぐ戦略だが、成果を上げると思うかとの質問に対しては「そうした戦略には賛否両論があるだろうが、最善策の決定は韓国にかかっている」と答えるにとどまり、直接的なコメントは避けた。

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