現代重工業のT字型ドック=13日、蔚山(聯合ニュース)
現代重工業のT字型ドック=13日、蔚山(聯合ニュース)
【蔚山13日聯合ニュース】現代重工業は13日、世界初のT字型ドックを建設したと明らかにした。ドックは船舶建造の主要施設で、直六面体型が一般的。同社は既成概念を破り、従来のドックの側面中央部分を垂直方向に拡張した。拡張部分は長さ165メートル、幅47メートル、高さ12.7メートル、容積は9万8488.5立方メートル。既存のドックは高さは同じ、長さ390メートル、幅80メートル、容積は39万6240立法メートルで、その25%の規模となる。
 拡張ドック部分では「タンデム工法」を活用し、1ドックの船舶建造能力を既存の1万TEU(20フィート標準コンテナ換算)以上のコンテナ船4隻から8隻に、2倍に向上させる計画だ。タンデム工法とは、船舶建造中のドックの残余空間で他船舶の一部を建造できるようにすることで、ドック回転率を高める技術。T字型に拡張したスペースで部分的に建造した船舶をメインドックに押し出す形で移せば、スムーズな建造が可能になる。同社はT字型ドックで船舶建造期間を短縮し、その分生産効率も高めることができると期待を寄せている。

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