【ソウル9日聯合ニュース】政府と国内銀行は、双竜自動車の法廷管理(日本の会社更生法に相当)開始手続きを見守りつつ同社への支援可否を検討する方針だ。金融業界が9日に明らかにしたところによると、主債権銀行の韓国産業銀行をはじめとする債権団や知識経済部、金融委員会などは、双竜自動車の法定管理が今後の経済に及ぼす影響と回生の可能性などを把握した上で、支援可否を話し合うことを決めた。
 産業銀行役員は「裁判所の決定と(経営)正常化計画などを注視しながら政府と協議し、当面必要な運営資金、経済に及ぼす否定的な影響などを総合的に検討し支援いかんを決定する」と話した。また別の関係者は、労働組合との調整問題も重要な変数となる上、今後減資などが決定される場合、筆頭株主の上海汽車集団がどのような立場を取るかも見守らなければならないため協議が必要だと説明した。

 双竜自動車はこの日、ソウル中央地方裁判所に回生手続き開始申請、財産保全処分申請および包括的禁止命令申請を行った。双竜自に対する国内銀行の与信規模は、産業銀行が2000億ウォン(約14億円)余り、市中銀行が800億~900億ウォンなど総額3000億ウォン水準と把握された。

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