抱負を述べる鄭会長=2日、ソウル(聯合)
抱負を述べる鄭会長=2日、ソウル(聯合)
【ソウル2日聯合】現代・起亜自動車の鄭夢九(チョン・モング)会長は2日、ことしの経営方針を「グローバル販売拡大を通じた収益確保」と定め、自動車産業の中核競争力引き上げに全力を挙げるよう社員に求めた。本社で開かれた仕事始め式で述べたもの。世界経済危機の深刻化が予想されることし、販売拡大だけが唯一の代案だとし、国別に顧客が望む仕様の車をいち早く開発・供給し市場を先占する必要があると強調した。
 また、ことしの経営テーマを「危機での生存」と提示し▼販売支援体制の運営と顧客対応能力の強化▼研究開発・品質など基本競争力の強化▼効率的な組織運営――などを危機克服策として掲げた。

 鄭会長は「不景気になるほど顧客が企業の運命を決定するという事実を肝に銘じ、顧客とディーラーの要求事項を迅速に把握し、対応することに総体的な努力を傾けてほしい」と述べた。具体的には、研究開発や品質など基本競争力を持続的に強化する必要があると指摘した。

 続けて、「たとえ危機の波が高く険しくても、社員が心をひとつにして協力すれば、グローバル先導企業に跳躍すると同時に難しい国家経済の回生にも寄与できるだろう」と述べた。
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