【ソウル29日聯合】違法操業を行っていた中国漁船を取り締まろうとした海洋警察官を乗組員が殺害した事件に関連し、中国政府が遺憾の意を伝えてきた。外交通商部の文太暎(ムン・テヨン)報道官が29日の定例会見で明らかにした。
 政府は26日に駐中国韓国大使館を通じ中国政府と接触し、遺憾を表明するとともに再発防止策を求めた。これに対し中国政府も遺憾を示し、今回の事件を重要に受け止めていると述べたという。

 また韓国政府は、駐韓国中国大使館関係者を呼び、事件に対する遺憾を伝える予定だ。

 海洋警察によると、中国漁船の乗組員11人は、全羅南道・新安郡黒山面沖で違法操業を行っていた。取り締りのため船に乗り込んだパク・キョンジョ警尉(警部補にあたる)らに鉄パイプなどを振り回し抵抗、パク警尉はこの過程で海に墜落し死亡した。 11人は28日に全員緊急逮捕済みで、29日に特殊公務執行妨害致死と排他的経済水域(EEZ)法違反の疑いで拘束された。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0