急増する個人負債、韓国銀行が適正管理の必要性指摘

【ソウル26日聯合】韓国銀行は26日、銀行などの融資競争で国内の個人負債が急増しているとし、日米のような短期・長期不況に陥らないようにするには、企業や個人の過度な負債が経済全般のリスクを増幅しないよう適正水準でコントロールする必要があると指摘した。
　米国のサブプライムローン問題と日本の長期不況を比較した報告書で示したもの。日本は企業負債、米国は個人負債の急増を事前に防げず、資産バブルによる経済不安と金融危機を招いたと診断した。規制緩和と金融革新が金融サービスの供給過多につながらないよう、金融機関への管理・監督を強化することも必要だとしている。

　報告書はまた、日本の資産バブルと米国のサブプライムローンの焦げ付きの原因が、無理な融資競争と金融機関の監督不十分に起因したという事実を忘れてはならないと警告している。韓国の場合は融資競争で個人負債が急増しており、企業負債より個人負債の増加に気を配るべきだと指摘した。