【ソウル24日聯合】国際原油価格(ドバイ油基準)がピークから1バレル当たり30ドルほど下落したにもかかわらず、貿易収支へのダメージはむしろ拡大ている。
 知識経済部と関税庁が23日に明らかにしたところによると、8月1日から20日までの輸出額は217億4900万ドル、輸入は278億600万ドルで、20日間の赤字規模は60億5700万ドルに達した。年初から7月までの貿易赤字累計額が83億4900万ドルだったことを考えると、この赤字額は相当に負担となる水準だ。

 輸出は月末に集中するとはいえ、8月にも7月(19億3600万ドルの赤字)に次ぐ赤字計上は避けられず、そうなれば年初からの貿易赤字は100億ドルを超えるものとみられる。11年ぶりに年間貿易赤字を計上することも懸念される。

 主原因である原油価格が下落に転じてもこうした大赤字が続く理由は、変化した原油市場の価格構造にある。以前は国内精油企業の原油導入単価が通常3週間ほど前の価格水準で決定されていたが、最近ではこの期間が2か月ほどに長くなっているという。超原油高で徹底した「売り手市場」に変化し、産油国の要求を反映する方向に市場が動いている形だ。

 知識経済部関係者は、これまでの赤字規模は大きいとしながらも、輸出が好調をみせており月末に輸出が増えることから、赤字規模は先月とそう変わらないだろうと話している。

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