優勝を飾ったアーチェリー男子団体代表=11日、北京(聯合)
優勝を飾ったアーチェリー男子団体代表=11日、北京(聯合)
【北京11日聯合】メダル数で世界10強死守を目指す韓国代表が、北京五輪の初盤から勢いを見せている。韓国は11日のアーチェリー男子団体戦で金メダルを追加、五輪の最初の3日間で金メダル4つを獲得するという初の快挙を成し遂げた。
 アーチェリー男子団体戦の決勝に挑んだイム・ドンヒョン、イ・チャンファン、パク・ギョンモは欧州の強豪、イタリアを227対225で下して1位に輝いた。不戦勝で8強に上がった後、準々決勝のポーランド戦では苦戦の末に逆転勝利を上げ、準決勝では中国を221対218で抑えた。アーチェリー男子団体は五輪3連覇を達成、前日に金を獲得した女子団体代表とともにアベック優勝を飾った。

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 韓国はフェンシングと柔道でも銀メダルを1つずつ獲得した。女子フェンシングのナム・ヒョンヒはフルーレ個人決勝戦で、世界最強とうたわれるイタリアのベッツァーリ惜しくも5対6で敗れ銀メダルとなった。韓国が女子フェンシングで五輪メダルを獲得したのは初めてとなる。

 柔道では優勝候補と目されていたワン・ギチュンが銀メダルを獲得した。柔道男子73キロ級決勝でアゼルバイジャンのママドゥリと対戦したワン・ギチュンは、開始から13秒で一本負けを喫した。準々決勝で肋骨(ろっこつ)をけがしたことが響いた。大会3日目に金1つ・銀2つを獲得した韓国は、総メダル数を金4つ・銀4つとし、国別総合順位で中国(金9・銀3・銅2)に続き2位につけている。

 韓国選手の善戦は他種目でもみられた。五輪水泳場では競泳のパク・テファンが2つ目のメダルを目指して水をかいた。パク・テファンは男子自由形200メートルの準決勝で1分45秒99をマークし2位で通過、12日に決勝に挑む。

 また、バドミントン女子ダブルスは世界ランキング4位のイ・ギョンウォン、イ・ヒョジョンペアが準決勝に進出、日本の前田美順、末綱聡子ペアと決勝進出をかけて争うことになった。男子シングルスのイ・ヒョンイルとパク・ソンファンも16強に進出した。

 女子ハンドボールはドイツとのリーグ戦に30対20で大勝、1勝1分けを記録し8強入りを目前にしている。女子バスケはロシアに72対77で敗れ1勝1敗とした。

 一方、北朝鮮選手では、通算4回目の五輪出場となる柔道のケー・スンヒが女子57キロ級の2回戦でアレル(フランス)に敗れた。

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