【ソウル8日聯合】中国・国家海洋局がウエブサイトを通じ離於島(蘇岩礁)は自国の領土だと紹介したことに対し、韓国政府は是正を要求する計画だ。
 政府当局者は8日、韓中両国は2006年に離於島は水中暗礁で島ではなく領土紛争の対象にはならないと合意していると指摘し、離於島は中国領土だという主張はこれに反するもので、中国側に是正を求めるなど必要な外交措置を取ると述べた。

 中国国家海洋局が公式資料を掲載するウエブサイトでは、昨年12月24日付の資料を通じ、離於島は200カイリ経済水域内にある自国領土だと紹介している。

 この当局者は、離於島から済州島の南に位置する馬羅島南端からの距離は81カイリなのに対し、中国側は最も近い島からでも147カイリ離れており、明らかに排他的経済水域(EEZ)に続していると強調した。政府は2003年に離於島に海洋科学基地を建設、運営している。

 韓中両国は過去10年間余りで13回のEEZ交渉を行ってきたが、いまだ合意には至っていない。韓国側は中間線の原則に従い両国領土の中間地点にEEZを設定すべきだと主張しているが、中国側は海岸線の長さや背後人口などを考慮すべきだとして離於島の領土編入を進めている。

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