会議のようす=8日、ソウル(聯合)
会議のようす=8日、ソウル(聯合)
【ソウル8日聯合】最近に入り原油・原材料価格が下落を見せていることと関連し、政府は企業など市場の自律的な価格引き下げ環境を作る方針を固めた。
 政府は8日に危機管理対策会議を開き、原材料や国際穀物価格、最近の金融市場動向などに関する対応策を話し合った。原油や原材料価格は下落を見せているものの昨年に比べると依然高いとの判断の下、規制緩和などを通じ市場の自律的な値下げ環境を整えることにした。また、企業が自主的に値下げに踏み切る努力が重要だと強調し、先ごろ精油企業が国際原油価格の下落を即座に出庫価格に反映したことを肯定的に評価した。あわせて、各部門で流通構造の改善努力も続ける方針だ。

 最近、一角で提起されている「9月の金融市場危機説」については、政府各官庁は市場状況を点検した結果、現段階では危機の可能性は非常に低いとの見方で一致した。ただ、世界的信用収縮の懸念などで対内外条件が困難にあるだけに、金融市場の徹底的なモニタリングを続けるとにした。

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