【東京6日聯合】日本が中学校教科書の新学習指導要領解説書に独島領有権を明記したことで韓日関係がこじれているなか、「世界韓国学大会」の開催地が開催1か月半前に突然、日本から韓国に変更された。
 関係者によると、韓国学中央研究院と九州大学韓国研究センターが主管する同学会は、韓国学中央研究院やアジア太平洋地域韓国学国際学術会議、欧州韓国学会など7つの機関・団体による共催で9月22日から24日まで九州大学で開かれる予定だった。第4回となることしは「世界と疎通する韓国学」をテーマに、本科・分科会議、日本文化遺跡の調査などが予定されていた。

 しかし、学会の韓国側事務局が先ごろ、各国の出席予定者に電子メールを通じ「不幸にも独島問題で韓日に予想外の乱気流が発生し、今学会が予定通り開催できなくなって遺憾だ」とし、開催地を九州大からソウルに変更すると伝えた。事務局側は慎重な議論を経ての決定だったとしている。

 これに対し一部出席予定者らは、学会は韓日間の問題ではなく全世界の学者が出席するもので、日時や場所まで決まった国際学会を出席者の了解もなく一方的に変更したことは、韓国側の国際的信頼度を落とすものだと反発している。

 山口県立大学国際文化学部の浅羽祐樹講師は、学会は世界各地の韓国学関連学会が共同主催するもので、開催地は日本だが主催者・参加者ともにグローバル規模のものだと述べ、政治と学術交流は領域が異なるにもかかわらずこうした決定が下されたことに遺憾の意を示した。

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