【ソウル23日聯合】環境部は23日、2005年に13.9%だった資源循環率を2012年までに16.9%まで拡大する内容を盛り込んだ第4次資源再活用基本計画を発表した。資源循環率とは、経済活動に使われた資源のうちリサイクルされたものが占める割合のこと。韓国は1995年に5.5%にとどまっていたが、その後は順調に増加を続けている。
 環境部は、生活廃棄物のリサイクル率を2005年の56.3%から2012年には61.0%まで引き上げることにし、産業廃棄物のリサイクル率は68.5%から76.7%に拡大する考えだ。また、2005年に14%だった循環骨材の使用率を33%に、36%だった廃木材のリサイクル率を56%にそれぞれ引き上げていく目標を立てている。

 資源の効率的使用のため資源がどの程度の生産性を備えているかを示す「資源生産性」を政策指標として導入し、2005年に120万ウォン/トン(1トンの資源が120万ウォンの経済価値を生産することを示す)だった資源生産性を、2012年に136万ウォン/トンに引き上げることにした。

 環境部は目標達成のため、電子製品、自動車など資源使用量が多い製品や大規模開発事業に対する資源循環性評価制度を施行し、廃棄物に対する埋め立て税制度の導入についても検討するほか、廃棄物再生エネルギーの利用拡大に向けた施設拡充と制度改善にも乗り出す考えだ。

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