【ソウル28日聯合】国の実質的な収支を示す管理対象収支が、総収入の大幅増を受け昨年は4年ぶりに黒字を記録した。
 企画財政部が28日に明らかにしたところによると、昨年の決算結果、統合財政収支から社会保障性基金の黒字を除いた管理対象収支は3兆6000億ウォン(約3619億円)の黒字となった。管理対象収支は2002年に5兆1000億ウォン、2003年には1兆ウォンの黒字を計上していたものの、2004年に4兆ウォンの赤字に転落して以降、2005年(マイナス8兆1000億ウォン)、2006年(マイナス10兆8000億ウォン)と3年連続で赤字となっていた。

 昨年の統合財政規模は総収入が243兆6000億ウォン、総支出が209兆8000億ウォンで、黒字は過去最大の33兆8000億ウォンを記録した。統合財政収支の黒字規模は2002年が22兆7000億ウォン、2003年が7兆6000億ウォン、2004年が5兆2000億ウォン、2005年が3兆5000億ウォン、2006年が3兆6000億ウォンと減少を続けていた。

 昨年の統合財政収支を具体的に見ると、総収入では租税収入が前年比23兆4000億ウォン、国民年金など基金運用収益が約7兆5000億ウォン増加した一方、総支出の増加額は3兆9000億ウォンにとどまった。企画財政部は、こうした税収好調は今年も続くものとみている。

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