【ソウル28日聯合】昨年初めて、輸出全体に中国や東欧など発展途上国向けが占める割合が5割を超えた。
 韓国銀行が28日に発表した年次報告書によると、昨年は国際通貨基金(IMF)の分類で発展途上国とされる国向けの輸出が24.2%伸びた一方で、先進国向け輸出は4.3%増にとどまった。途上国向け輸出が全体に占める割合は2000年の34.3%から上がり続け、2006年には49.4%、昨年は53.8%までに拡大したことになる。特にロシアやウクライナなど独立国家共同体(CIS)の12カ国に対する輸出が56.1%と急増している。東欧(47.4%)や中東(36.4%)向け輸出も高い増加率を示したほか、中南米(25.2%)、インド(19.3%)、中国(18.0%)向けも堅調に伸びている。

 韓国銀行は、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)などで成長率が高く、主要原材料価格の高騰で中東や中南米、CISの所得が大幅に上がり、輸入需要が増加したためと分析している。

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