今回の会議で韓国側は、海州港を出発し北方限界線(NLL)を通り韓国側水域に接近する北朝鮮船舶は、NLL線上から韓国側の統制を受けなければならないと主張した。これに対し北朝鮮側は、NLL線上ではなくNLL南側海上を統制点に設定すべきとの意見を曲げず、統制点の設定は失敗に終わったという。政府関係者は、北朝鮮がNLL線上に統制点を置くべきとの韓国側の主張を受け入れないのは、北朝鮮がNLLを無力化させようとする一貫した姿勢のためだとみている。
南北海運合意書などでは、韓国側水域に接近する北朝鮮船舶は、双方が合意した特定地点(統制点)から国際商船共通網(無線通信)を稼働し、韓国側の統制に従うことが定められている。
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0