テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ」を運営するユニバーサル・パークス・アンド・リゾーツのウィリアムス会長が、韓国が大規模な観光赤字を脱却するためには、世界レベルのファミリー向けリゾートが必要だとの認識を示した。ソウル市内で開催される「アジア・太平洋観光投資カンファレンス」に先立ち、31日に配布した基調演説文の中で述べたもの。
 ウィリアムス会長は、アジア・太平洋の環境産業を論じるに当たり、韓国と中国を欠かすことはできない主要目的地だとしている。韓国の観光市場について、巨大内需市場と韓国固有の特性を表わすエンターテインメント商品、地域観光地を確保していると評価したが、観光公社の統計では韓国は85億ドルの観光赤字を計上していることを指摘。世界的に有名な観光資源や実のあるレジャー産業が不足していれば、国内の観光客は消費欲求を満たすため海外に行ったり、電子ゲームのような非観光商品に没頭することになるが、世界レベルの家族中心リゾート地があれば、韓国は世界から関心を買う観光地になると主張した。

 またウィリアムス会長は、ユニバーサル・スタジオ・コリアは、ポスコ、韓国投資証券、韓国産業銀行、新韓銀行とともに最高水準の観光施設を韓国に招致するため努力していると紹介した。その上で、1つの国の観光事業が成功するには、政府がまず観光インフラを構築した後、民間企業が明確な目標を持って参入するという協力構図を維持しなければならないと強調した。


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