盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は28日、南北首脳会談の議題を事前に公開することは、会談の成果を高めるためにも適切なことではないとの考えを示した。
 青瓦台(大統領府)の千晧宣(チョン・ホソン)報道官が定例会見で伝えた。議題をめぐり憶測報道が飛び交っていることや、政府が事前公開をしないことで議論がおきていることを念頭に置き発言したもの。盧大統領は、「南北関係は透明に進めてきており、今後も同様だ」とした上で、具体的な議題の事前の公開は、外交慣例にも相手に対する礼儀にも反するものだと主張している。こうした点を国民に理解してもらいたいと呼びかけ、会談終了後にすべてを国民に報告すると述べた。

 千報道官は、会談を控え憶測報道が出るのは自然なことだとしながらも、事実に反する内容が多いと苦言を呈した。議題として扱う価値があるものも含まれている一方、根拠が不明確なもの、間違った情報による推測、その内容が首脳会談レベルで扱う事項でないものも多く、無差別な報道は望ましくないと指摘し、慎重な報道を求めた。

 また、先ごろ韓国土地公社が会談に向け、北朝鮮の6地域を経済特区に指定する「北朝鮮開発ロードマップ」を作成したとの報道に対しても、「そうした報告書は青瓦台にも会談推進委員会・企画団会議にも報告されていない」と否定した。


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