先月19日にアフガニスタンで拉致された韓国人23人のうち、殺害された2人を除く21人全員の解放が確認された。最後まで残された7人は現地時間30日午後に2組に分けて解放され、赤新月社が身柄を保護した。外交通商部のチョ喜庸(チョ・ヒヨン)報道官は31日午前2時(韓国時間)、7人の解放を正式に発表した。前日には12人が3組に分け現地部族長老を介して赤新月社に引き渡されていたが、今回の7人は直接ガズニ州と同州に隣接するザブル州で、赤新月社に直接引き渡された。
 これにより、先月19日にカブールとカンダハルを結ぶ高速道路のガズニ州カラバグで武装勢力により韓国人23人が拉致された事件は、発生から42日ぶりに終止符を打つことなった。

 解放された7人は前日に解放された12人とともに、31日午後に国連の輸送機でドバイに移動し、来月2日に仁川空港から帰国するものとみられる。青瓦台(大統領府)の千皓宣(チョン・ホソン)報道官は30日の定例会見で「カブールに移動し、ドバイを経由して最大限早期に家族の元に帰れるよう努力している。早ければ今週末に帰国できるものと期待している」と述べている。これと関連し政府消息筋は「解放された人質は9月1日午前に出発し、ドバイを経由して同日午後4時35分発の大韓航空便に乗る計画と承知している」と明らかにした。この場合、人質らは2日午前6時45分に仁川空港に到着する予定だ。到着後は国軍首都病院で精密検査を受け静養することになる。

 一方政府は、人質らの無事帰国を待って、今回の事件解決に使われた費用の弁済を人質らと人質らの多くが所属している京畿道城南市の教会に求める方針だ。教会側はすでに帰国の航空券代など一部費用を負担する意向を表明している。


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