運動部に所属する小学校高学年の児童のうち、74.3%が友人や先輩、指導教官から身体的暴力を受けた経験があることが分かった。国家人権委員会が小学4~6年生746人を対象に調査し、30日までにまとめた報告書から明らかになった。

暴力の加害者は指導教官が80.3%、運動部の先輩が17.0%だった。暴力の頻度は1週間に1~2回が34.5%で最も多く、次いで1週間に3~4回が18.2%と続いた。

「暴力を受けた」と回答した生徒は、男子児童が78.7%で女子児童の57.8%を上回った。被害を受けた場所は主に練習場(65.1%)だったものの、合宿所(15.9%)や試合会場(5.3%)という回答もみられた。また、「性的暴力を受けた経験がある」との回答は14.9%(111人)だった。

運動部の後輩に暴力を加えた経験について、「まったく経験がない」(1点)から「たくさん経験がある」(5点)までを選ばせた結果、暴力を受けた経験がある生徒(2.65点)が暴力被害の経験がない生徒(1.85点)よりはるかに高く、相対的に暴力被害者が加害者になる傾向が見られた。

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