大統領選挙候補者に名乗りを挙げている韓明淑(ハン・ミョンスク)前首相は29日、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の意向にとらわれることなく、自身の考える原則に従って動く」との考えを明らかにした。同日聯合ニュースのインタビューに応じたもので、次期大統領は現職大統領が決定するものではなく国民が決定するものだとし、盧大統領の力に頼ろうという者は候補者の資格がないと述べた。
 韓前首相は、自身は盧武鉉政権の目指す目標に賛同すると述べ、差別化する考えはないとしながらも、統合や社会的合意の導出、民生問題には不十分な点があったと指摘し、盧武鉉政権を克服・発展していくと強調した。

 ハンナラ党の朴槿恵(パク・クネ)前代表の「対抗馬」と言われていることについては、「比較されたくない」と述べた。南北統合を通じ先進的大統合を導くというビジョンを持って国民の選択を受ける独立した変数になると主張した。

また、南北関係については、大きな影響力を持つ金大中(キム・デジュン)前大統領が、特使であれ個人であれ、今という重要な時期に何らかの形で寄与してもらいたいとの考えを示した。自身も北朝鮮核問題解決に向けできることがあればどのような形でも積極的に役割を務めると述べ、訪朝用意があることを明らかにした。南北首脳会談については、必要があれば南北と米中の4カ国による首脳会談を提案したいと述べた。

 開かれたウリ党離党議員を中心とした旧与党勢力の統合問題に関しては、「船頭が多くては船は山に乗り上げる」と述べ、党大会で決議した受任機構を通じて進める必要があると指摘した。解体や離党を原則や名分なく起こすのではなく、原則の下に秩序を持って進まなければならないとした。


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