2005年に釜山で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の会場、ヌリマルAPECハウスが高付加価値の会議場として注目を集めている。
 ヌリマルハウスを運営する釜山展示コンベンションセンター(BEXCO)によると、ヌリマルハウスでは昨年9月から先月までに49件の国内・国際行事が開かれた。釜山市は昨年9月、3階を除き2階と野外広場を会議場や宴会場に使えるよう一般に開放する方針を定めた。これまでに会議室のレンタル料として約6300万ウォン、ケータリングサービス指定業者のウェスティン朝鮮ホテルから約6800万ウォン、記念品販売で約2500万ウォンなど、総額1億5000万ウォン余りの収入を上げた。同窓会や結婚式など私的なイベントの使用を制限している点を考えると、初期の経営成績は期待以上と評価できる。

 釜山ウェスティン朝鮮ホテルによると、ヌリマルハウスは釜山・慶尚南道地域の造船業界や海外の船主協会役員が参加する船舶命名式などの行事会場として好評だという。朝鮮ホテルは昨年30件以上の船舶命名式行事を誘致した経験から、船舶命名式などの顧客は1日当たり平均41万ウォンを消費し一般顧客の倍以上の高い付加価値を上げていると分析する。外国人もヌリマルハウスの優れた施設と自然環境に感嘆しており、ヌリマルが高付加価値イベントの誘致に大いに役立っていると述べた。今年もすでに30件の予約が入っており、20件余りの協議も進んでいるという。

 BEXCO関係者は、「ヌリマルハウスの維持費に年間7億ウォンかかるが、広報効果を考えると損失ではない」とし、釜山観光産業の発展と釜山経済のセールス会場としての付加価値に期待感を示した。


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