湾南部で26日夜に発生した地震の影響で国内の外資系銀行にも電算障害が発生したが、28日現在、韓国シティ銀行はほぼ復旧した模様だ。

 韓国シティ銀行は午前からの通常営業を決定し、午前9時を基準に国際キャッシュカードの海外使用を除く一般窓口業務と現金自動預け払い機(ATM)、インターネットバンキング、テレホンバンキングなど、ほとんどの業務を正常化した。前日の電算障害で発生した預金関連手数料は補償または免除とするほか、入金できなかった貸付利子や返済金も通常通り入金したものとして処理する予定だ。クレジットカード部門で発生した利子や手数料についても調整を計画している。同行関係者によると、今回の電算システム中断はシンガポールと韓国を結ぶ海底ケーブルの損傷によるもので、現在は迂回(うかい)ルートを使用している。シンガポールに置いているサーバは来年中に韓国に移転する計画だ。

 電算センターが香港にあるHSBC銀行は、徹夜の作業にもかかわらずいまだネットワークが復旧されていない。支店およびホームページでの金融サービスは28日にも提供できない見込みだ。現在も提携通信業者との協力で迂回ルートの確保を急いでいる。

 このほか都市銀行も、中国、香港などの支店との連絡システムに一部問題が生じたが、別の通信手段を確保するなど非常体制を取っており、利用顧客に大きな不便は発生していない。


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