航空機を利用した海外旅行者の数が、1970年から昨年までの35年間で、約75倍に成長したことが分かった。

 28日に発表された今年の航空年鑑によると、1970年は39万8162人だった国際線旅行客は、1980年には7倍の292万1574人に上り、その後急成長を始めた。1973年には100万人時代、18年後の1991年には1000万人時代に突入し、その10年後の2001年には200万人を超えている。2005年は2986万3846人に達しており、今年は3000万人を突破する見込みだ。

 昨年、国際線利用客が最も多く訪れた旅行地は日本で、859万2000人だった。次いで東南アジア(842万6000人)、中国(657万3000人)、米国(301万1000人)、欧州(149万人)、オセアニア(91万人)、その他(68万1000人)と続いた。

 一方、国内線利用客は、1970年に国際線利用客の2倍以上に当たる91万7249人となり、その後増加続け1990年には1106万3820人と、12倍近くに増加した。1997年の2563万8653人をピークに減少に転じ、2005年は1715万7595人まで落ち込んだ。2000年以降の道路拡充と2004年4月の高速鉄道開通が大きく影響していると分析される。

 韓国の航空産業は1970年代の初めから成長を始め、1973年の第1次オイルショック、1974年の航空料金引き上げなどで一時低迷したものの、1974年以降は国際線路線拡大による供給力増で成長を続けている。1978年の第2次オイルショックのため1980年には経済成長率がマイナスとなり航空需要も大きく減少したが、1988年のアシアナ航空創立と1989年の海外旅行全面自由化が、大幅成長につながった。


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