韓国銀行が31日に発表した2929社対象の企業景気調査結果によると、製造業の7月の業況指数(BSI)は77で、前月に比べ6ポイント下がった。BSIは100未満の場合、景気が良くないとみる企業が良いとする企業より多く、100を超えるとその逆を意味する。製造業のBSIはことし3月の91から4月に87、5月と6月は83、7月は77と下落し続け、7月にことし初めて70台まで落ち込んだ。これは昨年7月以来の最低水準。
 内訳をみると、大企業が89から79に、中小企業も79から75に下がった。輸出企業は84から79に、国内向け企業は82から75へと、全般にわたり体感景気は悪化している。

 8月の業況見通しBSIも79と、前月に比べ5ポイント下がり、今後の景気を悲観的にみている企業が多いことが分かる。 また、非製造業の7月のBSIも76で前月より6ポイント落ちた。8月の見通しBSIも4ポイント低い77と出た。

 韓国銀行は、レバノン攻撃や北朝鮮のミサイル試験発射などの国際情勢と、一部企業の労使問題の紛糾、梅雨などの要因のために指数が下落したと分析した。ただ、7月は季節的に閑散期で、体感景気指数は1年で最も低くなるとしている。

 調査対象の製造業は経営上の問題として、全体の19.0%がウォン高ドル安を挙げた。次いで、原材料価格の上昇(18.5%)、国内消費の不振(18.3%)、競争の激化(8.9%)、不確実な経済状況(6.7%)などの順だった。

Copyright 2006ⓒYONHAPNEWS. All rights reserved.

 0