国際刑事警察機構(ICPO)が、北朝鮮の偽造ドル紙幣問題への対策会議を開いたが、韓国は参加していなかったことが明らかになった。警察庁関係者によると、26日にフランスのリヨンにあるICPO事務局で対策会議が開かれたが、特に目新しい内容がないことから、韓国側は出席の必要がないと判断し実務者を派遣しなかったという。ICPOでは各種犯罪に関連した会議が随時開かれており、同関係者も「欠席したのは決して異例なことではない」と説明している。
 一方、韓国造幣公社関係者は「数日前に会議開催の連絡があったが、偽造ドル紙幣だけを扱うものであることから、ウォン紙幣を製造する造幣公社が参加する理由はないと判断した」と話している。造幣公社はICPOが2年ごとに開催している偽造紙幣犯罪全般に関する会議には実務者を派遣し情報交換をしているという。

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