韓国航空大学の張泳根(チャン・ヨングン)教授チームが独自開発した超小型人工衛星「ハンヌリ1号(HAUSAT-1)」を搭載したロシアのドニエプルロケットが27日午前に打ち上げられたが、1分後に墜落したことが確認された。
 ドニエプルロケットは同日午前4時43分、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたが、基地から南に25キロメートル離れた地点に墜落した。ハンヌリ1号をはじめ、ベラルーシ共和国の人工衛星、米国、日本、ノルウェーの大学や公共機関が製作した超小型人工衛星など計15基を乗せていたが、すべて爆発した。

 ドニエプルロケットはISCコスモトラスが開発、本来大陸間ミサイル発射のために製作されたが、軍縮のため人工衛星打ち上げ用に改造された。打ち上げに失敗した原因は現在のところ発表されておらず、ロシア側がロケットの欠陥などを調査している。

 ハンヌリ1号は張教授チームが2年間にわたり開発したもので、重さ1キログラム、縦・横・高さは各10センチメートル。野球ボールよりやや大きめの超小型人工衛星で、製作費に1億9000万ウォンが投じられた。大学研究室レベルで独自に人工衛星を製作し打ち上げるのは国内で初めてのことだった。

 張教授チームは現在、25キログラムの「ハンヌリ2号」の開発に当たっている。

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