1997年3月から2000年8月まで公正取引委員長を務めた田院長は、公正取引委員会創立25周年記念式典の祝辞で「サービス業の競争力は相対的に低い水準だ」と指摘し、従来の保護・規制中心の制度や法令の改善で、参入障壁を取り除くべきと述べた。また長年にわたり定着している主要産業については「産業別のアプローチ」を通じ、関連制度を改善する必要があるとの考えを示した。
田院長はまた、市場経済秩序の定着に足かせとなる談合や不公正取引慣行の根絶を訴えたほか、大企業と中小企業の格差是正に向け、相互の信頼関係の強化などを通じで共に成長できる環境作りを提案した。
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