統計庁が30日に発表した10月のサービス業活動動向によると、先月のサービス業生産は前年同月比4.7%の増加となった。サービス業生産は3月に1.6%の増加を記録し本格的な回復に入り、8月には5.9%の増加となったが、9月に5.5%と伸びが落ち込み、鈍化が続いている。
 業種別では、卸小売業が1.2%の増加にとどまった。卸売りは機械装備と関連用品が12.2%増と順調だったが、8月末に不動産投機への対策が発表された影響から建築資材はマイナス7%と大きく落ち込み、全体では1.4%の伸びとなった。小売業は大型総合小売が6.4%、医薬品が9.4%、家具が7.1%などと好調だったが、全体では0.5%の増加にとどまった。自動車販売と自動車燃料は、自動車メーカーのスト以降は販売が増加し3.7%の伸びとなった。

 宿泊・飲食業は3.4%の増加で、内訳はホテルが6.6%、旅館が2.1%、一般飲食店が5.4%、ファストフードなどその他の飲食店が3.4%など。

 このほか不動産・賃貸業は6.6%、金融・保険業が12.9%増加した。教育サービス業は大学修学能力試験を控え学習塾の営業収入が8.9%減少したことや、大学が学生数減少で営業収入が.5%減少したことなどから1.2%減少した。娯楽・文化・スポーツ関連サービスはテーマーパークが14.1%、映画産業が19.4%、ゴルフ場が3.2%などいずれも好調だった。



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