映画「パラサイト」、ポン・ジュノ監督「資本主義の中心アメリカでは話題にならざるをえない」(提供:News1)
映画「パラサイト」、ポン・ジュノ監督「資本主義の中心アメリカでは話題にならざるをえない」(提供:News1)
韓国の映画監督ポン・ジュノが、ゴールデングローブ賞後の記者会見で受賞コメントを述べ、アメリカでの人気についても触れた。

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ポン・ジュノ監督は6日(現地時間5日)にアメリカのザ・ビバリー・ヒルトンで開かれた「第77回 ゴールデングローブ賞」で、韓国の作品で初めて外国語映画賞を受賞した。

この日ポン・ジュノ監督は授賞式の直後に開かれた記者会見で「韓国映画が海外の授賞式で受賞をすると思っていたか?」という質問に「昨年、韓国映画100年の年にカンヌで嬉しい出来事があり、さらに101年目の今年にゴールデングローブ賞を受賞できたので、いい事続きだ」と明かした。

「受賞コメントではうっかりして字幕に関する話しかできず、一緒に仕事をして素晴らしいアンサンブルを見せてくれた俳優たち、Barunson(制作会社)、CJ(配給会社)、NEON(北米の配給会社)の皆様への感謝の気持ちを伝えそびれてしまった。感謝を伝える場をいただけてうれしい」と改めて「パラサイト 半地下の家族(以下 パラサイト)」の関係者に感謝の意を表した。

「『パラサイト』が世界的に愛された理由は何か」という質問も飛んだ。ポン・ジュノ監督はそれについて「昨年の10月に上映が開始され、ボックスオフィスでもいい結果が残せたうえに観客の方の熱い反応もあったので、驚くと同時に当然だと思う部分もあった。この映画は裕福な者と貧しい者という資本主義に関する話なので、資本主義の心臓部であるアメリカでは議論が巻き起こり話題にならざるをえなかったと思う」と話した。

同時に「政治的なメッセージが込められた社会的なテーマの映画ではあるが、それを魅力的かつ観客に受け入れやすく生かしてくれた俳優たちの魅力がアピールポイントとなって、アメリカの観客にも評価されたのではないだろうか」と語った。

映画「パラサイト」は現地時間の2月9日に開かれる「第92回 アカデミー賞」で国際映画賞(旧 外国語映画賞)と歌曲賞の2部門で予備候補として名前が挙がっている。アカデミー賞のノミネートの発表は現地時間の13日に発表される予定だ。「パラサイト」は監督賞と作品賞の候補入りも有力視されている。

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