警察が28日、チェ・ジョンフンと当時の事件担当警察官の自宅などに対して家宅捜索を断行した。(提供:news1)
警察が28日、チェ・ジョンフンと当時の事件担当警察官の自宅などに対して家宅捜索を断行した。(提供:news1)
韓国歌手チェ・ジョンフン(元FTISLAND、29)の飲酒運転もみ消しや賄賂供与疑惑やチョン・ジュンヨン(30)の元カノ隠し撮り事件の不正捜査について捜査していた警察が28日、チェ・ジョンフンと当時の事件担当警察官の自宅などに対して家宅捜索を断行した。

チェ・ジョンフン(元FTISLAND) の最新ニュースまとめ

 ソウル地方警察庁広域捜査隊はこの日の午前、チェ・ジョンフンを始め、チェ・ジョンフンの飲酒運転事件を担当した当時のソウル・龍山(ヨンサン)警察署の職員、チェ・ジョンフンの盗撮事件を担当した当時のソウル・城東(ソンドン)警察署の職員の自宅や車、身体などに対して家宅捜索を実施したと明らかにした。

 警察は、龍山署で事件を担当していた警察官が使っていた携帯電話を確保しようとしたが、見つけられなかった。警察関係者はこの日の家宅捜索について「携帯電話を最大限見つけるための措置の一環だ」とし、「押収物を迅速に分析して、提起されている疑惑を究明するつもりだ」と述べた。

 警察は、最近の調べを通じてチェ・ジョンフンが摘発された時に取り締まり現場の警察官に200万ウォン(約20万円)を渡してもみ消そうとしたという事実を確認。チェ・ジョンフンは2016年2月にソウル・梨泰院(イテウォン)での飲酒運転取り締まりでつかまり、250万ウォン(約25万円)の罰金と100日の免許停止処分を受けた。

 当時、龍山署管轄の派出所の警察官が、事件を龍山署の交通調査係に渡す際に、チェ・ジョンフンが芸能人だという事実を認識していながら上部報告をしなかったという疑惑についても目をつけている。

 また警察は、チョン・ジュンヨンの“元交際相手の隠し撮り事件”の時に担当していた警察官の証拠隠滅と不正捜査疑惑についても捜査している。

 チョン・ジュンヨンは2016年2月に交際相手の女性の同意なく身体を撮影したとして告訴された。しかし当時、チョン・ジュンヨンは「携帯電話をなくした」、「携帯電話が故障して、復旧できない」といった趣旨の嘘の証言と意見書を提出し、検察で最終的に嫌疑なしと判断された。

 しかし最近、当時の担当警察官がチョン・ジュンヨンの携帯電話を復元していた業者に“復元不可確認書”を要求したことが明らかになり、証拠隠滅・不正捜査の疑惑が浮上した。

 警察は、担当の警察官を職務放棄容疑で、携帯電話を復元できないと嘘の意見書を提出したチョン・ジュンヨンの当時の弁護士を証拠隠滅容疑で、それぞれ立件した。ただ担当の警察官に対する外部からの不正請託や金品の授受などの状況はまだ確認されていない。

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