左から古屋敬多(Lead)、陣内孝則、山崎育三郎、ユナク(超新星)、宮本亜門
左から古屋敬多(Lead)、陣内孝則、山崎育三郎、ユナク(超新星)、宮本亜門
1994年に公開した3人のドラアグクィーンたちのドタバタ珍道中を描いたオーストラリア映画のミュージカル版が、満を持して日本に初上陸。ミュージカル界のプリンスとして人気急上昇中の山崎育三郎が主演ティック(ミッチ役)を務め、バーナデット役に陣内孝則、アダム(フェリシア役)はユナク(超新星)と古屋敬多(Lead)がダブルキャストで挑む。12月8日(木)に「ミュージカル『プリシラ』初日囲み取材&公開ゲネプロ」を東京・日生劇場で開催した。

ユナク(SUPERNOVA) の最新ニュースまとめ

 囲み取材には演出家の宮本亜門、主演の山崎育三郎、陣内孝則、古屋敬多(Lead)、ユナク(超新星)が登壇。本作品の見どころのひとつでもある煌びやかなド派手衣装で登場し、取材陣を圧倒させた。


<B>―(衣装の)仕上がりがすごいですね!衣装を着るとやはり役に入ってしまいますか?</b>
陣内:やっぱりそうならないとね。今回はエレガントな役だから、常にエレガントにって宮本先生から言われています(笑)
宮本:陣内ちゃん、今回は本当にいい子です(笑)!
陣内:いつも悪い子じゃないのよ!いつもいい子なのよ!
宮本:本当にみなさん素敵です!役柄が体に入っていますし、陣内さんの母性に観客の方は驚かれると思います。この衣装を着たことで、いい意味でみなさんの個性が出てきたっていう感じですね。

<B>―陣内さんは母性があふれるって感じですかね?</b>
陣内:私ですか?私はストレートだから女の子が好きです(笑)!でも、だんだんその気になってきたわ!新しい扉が開いた感じ(笑)

<B>―山崎さんはいかがですか?</b>
山崎:そうですね。役柄的には男なのか女のか迷っている複雑な役ですが、衣装を着ると(バーナデットとアダムの)2人に負けないくらい華やかに演じているので、この格好をすると自然とそういった気持ちにさせてくれますね。

<B>―衣装が素晴らしいですが、露出もすごいですよね。脚もキレイですが、ケアやお手入れはどうしていますか?</b>
陣内:今日、風呂場で剃ってきたわよ。ここ見てよ、少しケガしちゃったのよ。(スカートに隠れている膝を取材陣に見せる)

<B>―敬多くんとユナクさんがダブルキャストですよね。ユナクさん、この役はいかがですか?</b>
ユナク:生意気で自分の人生のために強く前向きに生きていくゲイの役です。パフォーマンスも多くて楽しいです。死ぬまでに一生着ないような衣装ばかりなので楽しいです。
陣内:死ぬまで着ないかはわからないわよ。どこかでチェンジする瞬間があるかもしれないわよ(笑)

<B>―(陣内さんは)もうチェンジされているんですか?</b>
陣内:ううん!今踏みとどまっている感じ!ギリギリ!

<B>―敬多くんはこの役をやることになっていかがですか?</b>
古屋:一生分の女装をしたんじゃないかというくらい、1公演で衣装の数が20着ぐらいあるんですよ。早着替えも多いですし。
陣内:芝居している時間より着替えている時間のほうが長いかもしれない。

<B>―今のこの衣装が1番派手ですか?</b>
宮本:こんなもんじゃないです。露出度ももっとすごいです。お客さん、ビックリするとおもいます。本当に覚悟しないと出来ない役なので、みなさん行くとこまで行ってます。

<B>―ステージに立つと気持ちも変わりますよね。</b>
陣内:そうよ。私なんて毎日Tバックよ(笑)
山崎:全員Tバックですから。
陣内:きっと渡辺謙ならやらないと思う(笑)

<B>―そこをやる陣内さんがすごいですね。</b>
陣内:振り切ってるからね。

<B>―今回、踊りとかもすごいですよね。</b>
山崎:踊り多いですね。
陣内:みんな、踊りが上手いのよ。今の芸能界は歌って踊ってが出来ないとね、私の時代は顔と人間性だけよければ36年持ってきたけど。今は本当に腕がないとダメよね。私なんてほとんど介護状態よ(笑)

<B>―踊りも普段の踊りとは全然違うんじゃないんですか?</b>
古屋:全然違いますね。普段はヒップホップの、どっちかというと跳ねた踊りをやっているので。今回はボディラインを見せる、ボディラインの見せ方が大事ですね。腰はここまであげたほうがいいとか、歩き方も色々勉強になりました。楽しいですね。

<B>―普段の生活も所作が変わったりとか?</b>
古屋:そうですね。横断歩道渡るときにちょっと練習したりとかやっちゃいますね。

<B>―普段の生活に支障はないですか?</b>
山崎:女性らしく動くという意味では、普段からこの3人(ティック、バーナデット、アダム)の関係性が、メイクを外しても出来上がっていますね。
陣内:怖いのよ。この子(古屋さんを指さして)なんて私が失敗すると「2度目はないぞ!」っていう目で見てくるのよ。
古屋:踊っているときの顔が本当に怖くて(笑)
陣内:私いっぱいいっぱいなのよ(笑)!

<B>―そのあたりは亜門さんから何かアドバイスをされたんですか?</b>
宮本:本当に徹底して、裏側はだいぶ厳しい稽古だったと思います。だいぶ限界を超える挑戦なので、みなさん苦しんでいたと思います。本当みなさん観たら驚くと思いますよ。

<B>―山崎さんは踊りについていかがですか?</b>
山崎:このミュージカルは、歌とダンスと芝居が同じ量があるんです。作品によっては歌が多かったり、芝居が多かったりというのがありますが、これは何でも出来ないといけないので陣内さんが必死に踊ると、陣内さんの男の顔が出てくる(笑)
陣内:怖いわ~!
山崎:その時は「笑って~!」って声をかけてます(笑)
陣内:でも、やっぱり女の人って大変ね。女の人がキレイになるってやっぱり気合いね。気合いと技術。気合いと技術と外科手術(笑)

<B>―ここは見逃さないでほしいというシーンはありますか?</b>
山崎:僕が好きなのは「TRUE COLORS」という曲がありまして、田舎町で3人でちょっとひどい目に遭うシーンがあるんですけど、その時に励ましあいながら歌うのがグッときますね。
陣内:グッとくるんだけど、この子(古屋さんを指さして)がたまに歌詞を忘れるのよ。
古屋:陣内さんもじゃないですか~!
陣内:ちゃんとやりなさいよ!
山崎:何なのこの2人(笑)

<B>―陣内さんはいかがですか?</b>
陣内:私?私はオープニング、自分が出ていないところ安心して見れるのよ。アンサンブルのみなさんが素敵だからワクワクしてくる。宙吊りになったDIVAも出てくるしね、ドキドキワクワクしてくる。オープニングからテンションMAX。

<B>―敬多くんはどこ?</b>
古屋:今回、子役もいるんですけど子どもってやっぱり卑怯だなって(笑)9~10歳ぐらいの子が純粋な心で歌う歌ってすごい真っ直ぐで、泣けるシーンなんですけどみなさんも泣いちゃうんじゃないかなって。そこの育さん(山崎さん)も最高ですし。いつも心掴まれてますね。

<B>―ユナクさんは?</b>
ユナク:やっぱりアダムの登場シーンかな。「マテリアルガール」という曲で上から下に降りてきて、結構エロいダンスがあって苦労したんですけど、すごく派手な感じでいいなと思います。

<B>―いよいよ初日ということで、最後に意気込みをお願いします。</b>
山崎:今日から日本初演ミュージカルの幕が開きます。笑いあり涙ありのふり幅の広いミュージカルで、2016年を締めくくる最高のエンターテインメントとなっております。ぜひこのミュージカルを日生劇場で体感していただきたいと思います。
全員:行くわよ~!ソレソレ~!


 公開ゲネプロでは第1幕のアダム役をユナク、第2幕を古屋敬多が務めた。マドンナやシンディローパーの楽曲など、耳なじみのあるミュージックに合わせて華麗なダンスと歌声を披露した。アダムの登場シーンでは、男性ダンサー4人を従えたパワフルなパフォーマンスに注目だ。


超新星ユナク登場!ミュージカル『プリシラ』囲み会見@日生劇場
超新星ユナク登場!ミュージカル『プリシラ』囲み会見@日生劇場




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