韓国視察団の団長を務めた劉国熙・原子力安全委員長(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国視察団の団長を務めた劉国熙・原子力安全委員長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国会の政務委員会は15日午後に全体会議を開き、国務調整室などを対象に質疑を行う。会議には東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出計画を巡り、現地を視察した視察団の団長を務めた劉国熙(ユ・グクヒ)原子力安全委員長も出席する。

 劉氏は先月21~26日、21人からなる視察団を率いて福島第1原発を訪れ、汚染水を浄化処理する多核種除去設備(ALPS)や処理済み汚染水の測定・確認用タンク、汚染水の移送設備などを確認した。視察後、同月31日に行った記者会見では、「主要設備が設計通り現場に設置されていることを確認し、異常発生時に汚染水の放出を遮断するための手段も確認した」と明らかにした。

 だが、最大野党「共に民主党」などは汚染水の安全性が確認されていないとして海洋放出に反対するよう政府に求めており、与党「国民の力」と論戦を繰り広げるとみられる。


Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40