韓国大統領室の報道官は会見を通じて「尹大統領はこの日の午後5時30分、広島市内のホテルでアルバニージー首相と首脳会談を行ない、韓国とオーストラリアの関係が2021年に包括的戦略パートナーシップへと引き上げられたことを機に、多様な分野で深まっていることを評価した」と伝えた。
尹大統領とアルバニージー首相の首脳会談は、昨年6月のNATO(北大西洋条約機構)首脳会合時に行われたことにつづき、今回が2回目となる。
両首脳は、両国が自由価値を共有する国として、域内の平和増進に一層緊密に協力することにした。
特に両首脳は「相互補完的な経済構造をもった両国のグローバル供給網安定のため協力を続けていきながら、未来の先端産業発展に必須な核心鉱物の交易を安定的に維持して行かなければならない」ということで意見が一致した。
また両首脳はこれまでの成果を基に、国防・防衛産業分野における協力を一層拡大していくことにした。
尹大統領は今回の会談で「わが政府のインド・太平洋戦略を履行するにおいて、オーストラリアと戦略的疎通を一層強化しようと思う」と語った。
アルバニージー首相も、このことについて積極的に共感し「日韓関係を改善し、インド・太平洋地域の域内平和と繁栄をリードする尹大統領のリーダーシップを評価する」と語った。
また「来週のオーストラリア国防相の訪韓を機に、両国の防衛産業協力拡大方案を具体化することを願う」とし「これから、両国が共に参加する域内における軍事演習の回数も増やしていくことを希望する」と語った。
一方、両首脳はこの日の会談で「北朝鮮による前例のない挑発は、インド・太平洋地域だけでなく国際社会全体の平和と繁栄にとって深刻な脅威だ」という認識の下、一層緊密に協力していくことで意見が一致した。
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