16日、法曹界によるとチョン総裁側は去る12日午前0時、同事件を審理するテジョン(大田)地裁第12刑事部にヤン・スンナム弁護人に対する解任申告書を提出した。
解任は被告人や選任権者が弁護人の職責を手放すようにする手続きだ。弁護人が自ら辞める辞任とは違う。
同日、別の弁護人も辞任申告書を提出した。辞任理由はわかっていない。
ヤン・スンナム弁護人は捜査当局の追跡を受けてきたチョン・ミョンソクが海外逃走生活をする当時、JMS牧師として活動しながら、2006年メディアインタビューを通じて「性暴力があったという主張は虚偽」と主張していた。
その年、司法試験に合格した後、ウォルミョン(月明)洞修練院があるチュンチョンナムド(忠清南道)クムサン(錦山)に法律事務所を開業した。
ヤン氏がチョン総裁の女性信者性的暴行容疑事件の弁護を担当した事実がわかり、社会的に議論が起きると、悪化した世論に負担と感じたものと解釈される。
一方、この日午後、チョン総裁に対する続行公判が開かれ、被害者の音声録音ファイルについての検証手続きがおこなわれる予定だ。
これと関連し、前日裁判部には録音ファイルが操作された証拠があるという内容の嘆願書が提出された。提出者はJMSの信者と推定されている。
チョン総裁側は、該当ファイルは原本がなく、現在原本に最も近い録音ファイルのみ存在しているが、捜査機関のミスで削除されただけに同一性を確認しなければならないと主張している。
検察は提出した資料が削除したファイルと同一のハッシュ値(デジタル指紋)を持っているだけに、証拠能力には問題がないという立場だ。
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