中国、「労働節」連休間近…国務院「状況に応じて新型コロナの予防対策を」＝中国報道

中国の国務院共同予防・抑制メカニズムが26日に記者会見を行い、労働節の連休期間中（4月29日～5月3日）、個人での防疫対策を徹底するよう注意喚起した。

国家疾病予防コントロール局の代表者は最近の全国の新型コロナウイルス感染状況について、「全体的に安定しているが、各地で局所的、散発的に発生しており、一部地域では感染者がわずかに増えている」と説明した。

全国の発熱外来受診者の統計データによると、新型コロナウイルス感染者数は低水準で推移している。4月上旬には2022年12月以降最も少ない感染者数となったが、4月中旬以降、感染者が微増した地域も見られるという。

専門家らは「全国でここ数か月の間にある程度の規模の感染が発生する可能性は低い」と見ている。

ただし、労働節の連休が近づくにつれ人の移動が多くなることもあり、個人の体調管理に気を付け、現地の状況によってマスク着用などの予防対策を行うよう呼びかけた。