停車したバスの下にもぐり込んだ男性、運転手の怒鳴り声に逃げ去る…その目的は=韓国報道(画像提供:wowkorea)
停車したバスの下にもぐり込んだ男性、運転手の怒鳴り声に逃げ去る…その目的は=韓国報道(画像提供:wowkorea)
止まっているバスの下にもぐり込み、バスの運転手に叱責(しっせき)された男性が逃げ去る映像がドライブレコーダーに記録されていた。

YTNによると、22日の夜午後9時20分頃、ソウル市ソンパ(松坡)区ムンジョンドン(文井洞)の停留所でバスが停車すると、男性が後輪側にうつぶせになって頭を入れていたが、バス運転手がそれに気づくと逃げ去った。

ドライブレコーダーの映像にも、この男性が停留所で止まっているバスの後ろに走り寄り、道路の中央で横になって自分の頭をバスの下に入れる場面が残っていた。

出発前にバックミラーでこの男性を発見したバスの運転手が「何をしている」と怒鳴りつけると、男性はそのまま逃げ去ったという。もしもバスの運転手が出発前にバックミラーを確認していなかったら、事故の加害者になりかねなかった。

運転手は「少しでも車を動かしていたら大変なことになったはず」と語り、「乗っていた乗客も驚いていて、しばらく出発できなかった」と話した。バス会社ではまた同様のことが起きることを懸念し、社内の掲示板を通じて他の運転手に注意を促している。

今年の2月にもキョンギド(京畿道)スウォン(水原)市のバス停で、女性が停車しているバスの後輪付近に足を入れていて、これを発見したバス運転手がバスから降りて近づくと慌てて逃げる映像が防犯カメラに捉えられている。

また、2022年の7月にもキョンギド(京畿道)ヨンイン(龍仁)市のバス停でも同様の件が発生した。

事故が起きるとバスの運転手はバス会社に事故の事実を報告する義務があるが、事故の履歴によって運転手に不利益が生じるのを避けるために被害者と示談しようとする心理を利用した犯罪とみられる。

保険金や被害補償金をだまし取る目的で故意にバスの車輪に足を入れたり、走行中の車に手をぶつけたりするなどの手口で事故を誘発したとしても、状況が記録されたドライブレコーダーや防犯カメラの映像が証拠として提出されると、補償はおろか詐欺罪が適用され処罰される。
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