「台風級」の強風でヘリ使えず鎮火活動に苦戦…24棟が全焼=韓国・江陵(画像提供:wowkorea)
「台風級」の強風でヘリ使えず鎮火活動に苦戦…24棟が全焼=韓国・江陵(画像提供:wowkorea)
11日、韓国北東部のカンウォンド(江原道)カンヌン(江陵)で起きた大きな山火事が収まらずに拡散し、「台風級の強風」で消防当局が鎮火作業に苦労している。

 この日、平均風速15メートル、瞬間最大風速30メートルの南西の風が吹き、ヘリを投入しての鎮火作業が不可能な状態。消防当局は鎮火隊員と装備を投入した地上鎮火作業を進めている。

 消防庁が公開した現地での作業映像を見ると、消防隊員が体を支えられないほどの強風が吹いており、燃え広がる炎を抑えるのに必死な様子がうかがえる。

 消防庁は最高対応レベルである消防対応3段階、全国消防動員令2号を発令した。山火事で消防対応3段階が発令されたのは、ことしに入って初めて。消防庁は全国から動員された消防車両200台ほどが現場に到着していると伝えた。

 消防庁によると、江陵市で起きた山火事で12時45分現在、計40棟が被害に遭い、住宅19棟、ペンション5棟の計24棟は全焼(建物の70%以上を焼失)したという。他に住宅9棟とペンション7棟の計16棟は部分焼失(全焼・半焼に該当しない焼失)だった。

 消防庁は消防力を総動員しつつ、山林庁や文化財庁、自治体など関連機関と協力し、鎮火に力を注いでいると強調した。



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