尹錫悦大統領(左)は16日に東京で岸田文雄首相と首脳会談を行った(資料写真)=(聯合ニュース)
尹錫悦大統領(左)は16日に東京で岸田文雄首相と首脳会談を行った(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室の報道官室は30日、「日本産の水産物輸入に関連し、国民の健康と安全が最優先という政府の立場に変わりない」とし、「福島産水産物が国内に入ることは決してない」と言明した。

 2011年の東京電力福島第1原発事故を受け、韓国は福島県など8県産の水産物の輸入を禁止している。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は今月16日に訪日して韓日首脳会談を行った。その際に日本側が福島県産水産物の輸入規制の撤廃を求めたと日本のメディアが報じたことから、韓国では懸念する声が高まっている。

 また日本の共同通信は29日、尹大統領が訪日2日目の17日に菅義偉前首相と面会した際、福島原発の処理済み汚染水の海洋放出に関し「時間がかかっても韓国国民の理解を求めていく」と表明していたことが分かったと報じた。同席した日韓議員連盟の額賀福志郎会長が処理済み汚染水の海洋放出に対する理解と、水産物の輸入規制撤廃を求めたという。


Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40