国会外交統一委員会で報告する権氏=21日、ソウル(聯合ニュース)
国会外交統一委員会で報告する権氏=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官は21日の国会外交統一委員会で、北朝鮮について、「韓米合同演習を口実に脅威を高め、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など武力挑発を続けている」として、「北の挑発には断固として対処する」と報告した。 また、「中ロの立場を支持し、密着を続けている」とし、「北は国際社会の友軍を確保するため努力している」との認識を示した。 北朝鮮の経済難については、「珍しく約2カ月間隔で党中央委員会総会を招集するなど経済成果の達成を促しているが、既存のキャッチフレーズを繰り返している」として、「農村、地方の建設に軍を動員し、持ちこたえることに総力を傾けている」と分析した。 権氏は非公開にしていた北朝鮮の人権状況に関する報告書を今月末に公表する方針を明らかにした。統一部は2017年以降、毎年北朝鮮の人権状況に関する報告書を作成しているが、脱北者の個人情報の保護などを理由に公開しなかった。今回は6年間の調査内容をまとめ、初めて公開することにしている。
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