5日、ネット上に「午前1時過ぎ、女性2人で上海浦東空港のタクシー乗り場からタクシーに乗った。2人が乗り込んだ後、タクシー運転手が『(目的地までの)距離が近すぎる』と難色を示した」との書き込みがなされた。
続けて「運転手は十数分の距離を『1000元(約2万円)出すなら行く』と言い、2人はこれを承諾した。ところが、運転手はその後また考えを変え、乗客2人を降ろして道端に残し、空港の方に戻って行った」と付け加えた。
これと共に乗車時の映像が公開され、ネットユーザーの関心を集めた。
上海交通委員会は当該タクシー運転手およびタクシー会社に対して調査を行った。運転手は十分な証拠を見せられ、乗客を途中下車させたことについて認めた。
調査の結果、当該運転手は旅客運送をするのに必要な資格を持っていなかったことが発覚。「上海市タクシー管理条例」により、最高2000元(約4万円)の行政処分を受けることになる。また、当該タクシー会社も、資格を持たない運転手をタクシードライバーとして雇っていたため、最高5000元(約10万円)の行政処分を受けることになる。
タクシー会社側は今回の件について、乗客2人に対し謝罪をし、当該タクシー運転手を解雇した。
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