日本政府は「朝鮮人が強制労働された」痕跡を除外し、佐渡金山のユネスコ世界遺産登録を推進している(画像提供:wowkorea)
日本政府は「朝鮮人が強制労働された」痕跡を除外し、佐渡金山のユネスコ世界遺産登録を推進している(画像提供:wowkorea)
日本政府は佐渡金山のユネスコ世界遺産登録を推進している中、新潟県が書類の不備による再申請の過程で「朝鮮人が強制労働された」20世紀の痕跡を除外し「江戸時代の内容だけに価値がある」という戦略をとっていることが確認された。

9日、韓国の通信社“聯合ニュース”によると、新潟県世界遺産登録推進室の沢田敦室長はメディアとの書面インタビューで「佐渡金山の卓越した普遍的価値は、16世紀後半から19世紀後半までの伝統的な金の生産技術と体制にある」とし「戦時(太平洋戦争)中の歴史は、佐渡金山の世界遺産の価値とは関係ない」と主張した。

このように新潟県と日本政府は、佐渡金山の卓越した普遍的価値を「江戸時代における金の生産」に限定したのである。

日本政府は、佐渡金山の歴史が1601年から1989年まで400年近く続いた事実とは異なり「16世紀後半から約300年だけ、世界遺産の価値がある」という主張を繰り返している。

これは「朝鮮人の強制労働を意図的に排除するための戦略」だと分析される。

このことについて沢田室長は「19世紀の後半以降は手工業の方式ではなく、世界の各地の鉱山と類似した機械化された技術が適用された」とし「卓越した不変的価値が発見しがたいため、世界遺産の対象から除外するのが適切だという結論に至った」と伝えた。

また、日本が佐渡金山の世界遺産登録申請をした後、韓国政府が遺憾を表明したことについては「外交に関する問題は、国家が適切に対応するものと考える」とだけ伝えた。

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