韓国統一部「南北スポーツ交流へ協力」　ＩＯＣが北朝鮮への処分解除

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は１７日、北朝鮮とのスポーツ分野の交流に向け協力する意向があると明らかにした。　同部の当局者は、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）による北朝鮮の資格停止処分が解除されたことを機に南北間のスポーツ交流が進む可能性について記者団に問われ、「機会があればいくらでも協力する考えがある」と答えた。一方で、「現段階で予定されている（北朝鮮とのスポーツ関連の）行事はない」とも伝えた。　ＩＯＣは２０２１年９月、東京五輪への不参加を一方的に決めた北朝鮮オリンピック委員会に２２年末までの資格停止処分を科し、この処分が２２年１２月３１日に解除されたことを先ごろ明らかにした。これにより、北朝鮮は今年９月に中国・杭州で開かれるアジア大会や来年７月のパリ五輪への出場が可能になった。　統一部は昨年１０月の国会国政監査への業務報告で、杭州アジア大会や来年１月に韓国北東部の江原道で開催予定の江原冬季ユース五輪など主な国際大会を契機とした北朝鮮とのスポーツ交流を模索するとしたが、南北関係が冷え込んでいることなどから具体的な議論は進んでいない。