ポーランドの海軍基地で開かれた韓国製戦車と自走砲の引き渡しの式典(ポーランド国防省ホームページより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ポーランドの海軍基地で開かれた韓国製戦車と自走砲の引き渡しの式典(ポーランド国防省ホームページより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ブリュッセル聯合ニュース】ポーランドの国防省は6日(現地時間)、北部のグディニャにある海軍基地で韓国製の戦車K2と自走砲K9の初めての引き渡しを記念する式典を開いた。

 ポーランドは韓国から計980台のK2、648門のK9、3編隊(計48機)の戦闘機FA50、288基の多連装ロケットシステム(MLRS)「天舞」を導入する計画だ。この日にポーランドに引き渡されたのは10台のK2と24門のK9。両国が第1次の実行契約を締結した8月からわずか約4か月で引き渡しが行われたもので、ポーランドの緊急要請を受けて迅速に進められたようだ。

 北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)加盟国であるポーランドはロシアの侵攻を受けたウクライナへの軍事支援を続けており、自国の戦力の空白を埋めることが急務となっている。

 式典に出席したポーランドのドゥダ大統領は「ロシアの侵攻とウクライナの戦争局面で(韓国製兵器の)迅速な導入は極めて重要だ」として、「侵攻と敵を防ぐため、軍が新型装備を備えることは欠かせない」と強調。ブワシュチャク国防相は来年も追加の兵器が韓国から順次導入されるとして、「ポーランドの将兵はすでに韓国で装備運用のための訓練を行っている」と明らかにした。


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