米ウォールストリートジャーナル(WSJ)は、米国議会の関係者などの話を引用し「台湾への武器未納規模が、昨年12月の140億ドル(約1兆9350億円)から187億ドル(約2兆5800億円)に大きく増加した」と27日(現地時間)報道した。
台湾に供給できていない武器の中には、2015年12月に注文した対戦車ミサイル“ジャベリン”が208台、地対空ミサイル“スティンガー”215台なども含まれている。またウクライナ戦争で「ゲームチェンジャー」と呼ばれ好評だった高速機動歩兵ロケットシステムをはじめとして、曲射砲などもまだ納品されていない状態である。
これらの武器は、米国がウクライナに供給している種類のものである。
米国は「中国は早ければ2027年に、台湾への武力侵攻を試みるおそれがある」とみているが、台湾への武器供給が遅れていることから、米国内の懸念も高まっている。
米下院外交委員会の共和党幹事であるマイケル・マコール下院議員は「一部の場合、3年以上台湾に納品されていない武器もある」とし「ウクライナをみてもわかるように、侵攻後よりも侵攻前に武器を供給するほうがよい」と語った。
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