韓国務総理はこの日、バンコクのクィンシリキットナショナルコンベンションセンター(QSNCC)で行われたAPEC本会議第2セッションでこのように強調したと総理室が伝えた。
韓国務総理は特に「アジア太平洋自由貿易地帯(FTAAP)議論の進展のためにAPEC加盟国は努力してほしい。関連議論を進展させるため、韓国も開発途上国の交渉力量強化事業を引き続き推進する」と明らかにした。
現在、FTAAPは労働、国営企業などの問題を含めて議論しなければならないという考えと貿易投資だけに集中しなければならないという意見の間の対立で議論が停滞している。
韓国務総理はまた「APEC加盟国が世界資源サプライチェーン回復力強化のために協力しなければならない」と表明し「韓国は関連事業に積極的に参加する」と述べた。
‘開放、連結、均衡’をテーマにした今回の首脳会議で韓国務総理はAPEC内のサプライチェーン安定性向上、気候変化対応、デジタル転換など、経済安保問題に言及した。
イ・ドフン(李度勲)外交部第2次官はこの日の会議終了後、現地ブリーフィングで「韓国務総理は本会議など、様々な発言の契機に気候変動対応の重要性を強調するなど、加盟国間のコンセンサス形成に努力した」と説明した。
サプライチェーンに関しては首脳宣言文に韓国の提案で「我々は開放的かつ安定的で回復力のあるサプライチェーンを造成し、サプライチェーンの連結性を強化し、毀損(きそん)を最小化する努力を支持する」という文句が追加された。
韓国務総理は本会議終了後、タイの主要企業家と昼食懇談会を開いた。
懇談会にはタイ最大の流通企業であるCPグループのスパキット・チラワノン会長と夫人のマリサ特別顧問、石油企業PTTグループのブラニン・ラタナソムバット最高新事業責任者などが参加した。
韓国務総理はあいさつでタイのバイオ・循環・緑色(BCG)経済モデルに言及し「ここに参加した企業家たちがこの方向(BCG)に進むのに肯定的で重要な役割をしている」と述べた。
さらに「タイ企業の発展に韓国政府が助ける方案があるなら私が努力する」と付け加えた。
韓国務総理は、韓国型スマートシティをどのように造成する計画なのか、医療機器産業の現状、両国企業間の研究開発(R&D)協力、両国のスタートアップ協力案などについて質疑応答したと外交部関係者は伝えた。
韓国務総理は20日未明、2泊4日間のタイ訪問日程を終え、帰国の途につく予定である。
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