韓国、4年ぶりに国連北朝鮮人権決議案提案国に加わる(画像提供:wowkorea)
韓国、4年ぶりに国連北朝鮮人権決議案提案国に加わる(画像提供:wowkorea)
北朝鮮人権決議案が18年連続で国連人権担当委員会を通過した。韓国は4年ぶりに共同提案国として参加した。今年は西海公務員殺害事件などに対する指摘が新たに入った。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 16日(現地時間)、国連韓国代表部などによると、国連総会第3委員会は同日、米ニューヨークの国連本部で会議を開き、このような内容を骨子とする北朝鮮人権決議案を表決なしにコンセンサス(全員同意)で処理した。これで北朝鮮人権決議案は2005年以後18年連続で採択された。これは来月、国連総会の本会議に上がる。韓国は2018年以降4年ぶりに共同提案国として参加した。

 決議案は△拷問・恣意(しい)的な拘禁・性暴力△政治犯収容所△強制失踪△移動の自由制限△送還された脱北者処遇△思想・宗教・表現・集会の自由制約△経済・社会・文化的な権利侵害△女性・児童・障害者人権侵害などを取り上げ、「北朝鮮の組織的で広範囲な人権侵害を最も強力な用語で糾弾する」とした。

 決議案はまた「人権侵害に最も責任があると見られる人々」に対する追加制裁考慮を勧告した。北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長に対するものとみられる文句だ。これは2014年から9年連続で含まれた。

 今回の決議案はまた、外国人に対する拷問、即決処刑、恣意的な拘禁、拉致などを憂慮する既存条項に加え、「遺族と関係機関にすべての関連情報を公開することを北朝鮮に促す」という文章を加えた。西海公務員殺害事件に対する韓国政府と遺族側の要求を反映したものと分析される。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88